2020.11.28

運と縁と恩と才能と夢

運と縁と恩。

うんとえんとおん。

この3つの言葉が、音的にあいうえお順に並んでいるのって不思議じゃない?

今日、奥さんと話してて、ふと思い出したんだよね。

6、7年前から感じているイメージでは、この3つはぐるぐると三位一体となって循環してるんだよ。

運が縁を引き寄せ、恩に変わる。

恩が縁を運んでくる。

そしてまた縁が恩を運ぶ。

そう、感謝を運んでくる。

吉報とか良い報せ、良いニュースって他人が運んでくると思ってて。

幸せってさ、自分自身で作れるものじゃないんだよね。

それが実現される時。

英語で言ったらたぶん REALIZE。

現実化する時って、他人を通して行われるのさ。

あなたの幸せは私が作りますよ。

私の幸せは彼が、彼女が、誰かが作ってますよ。

私が作っているものは誰かの幸せかもしれません。そういうものがぐるぐると循環してるイメージ。

わかる?

感覚的なもんだよ。

だからそのー、感謝を伝えるって事はその流れが詰まらないようにするために大事だし、必要だし、もうすでにやってると思うけど、改めて継続しましょうって言う話。

で、もうちょっと突っ込んで話すとー。

才能は英語でギフトなんだよね。

Gift。

贈り物。

でも実はこれってさ、才能ってさ。

借り物なんじゃないかって話があって。

上皇后の美智子さまが2020年10月20日に86歳の誕生日を迎えられた時に

ピアノを弾くことが難しくなられたと言うニュースがあったんだけどさ。

「今までできていたことは“授かって”いたもの、それができなくなったことは“お返し”したもの」 って言う話があったのよ。

その記事を読んだときに、何かこう、すごく感じるものがあって。

ああ、そうかもしれないなって。

もし才能ってやつが期限付きで借りていて、いずれお返ししなければいけないものだとしたら。

もっと大事に扱うだろうし、まだ期限が切れずに授かっている幸運に感謝するよなーって思った。

傷をつけずにお返ししなければならない。

なんなら、もっと磨いて受け取った時よりも輝かせてお返ししなければならない。

そんなふうに思った。

感謝って、ついつい忘れがちになるじゃん。

自分の持ち物だったらなおさら。

少しくらい雑に扱ってもいいだろってさ。

今日は磨かなくてもいいやーって。

すぐ手抜きしたりしちゃうじゃん。

でも、本当はそうじゃないのかもしれない。

今日できることが明日もできるなんて、どこにもそんな保証ないんだよね。

人が死ぬって事と同じくらい終わる時ってあっけない。

大きな舞台で夢が叶うような人生は7回生まれ変わるくらい時間をかけてやっとたどり着けるらしいよ。

だから、別に夢なんて叶わなくてもいいんだよ。

今回の人生では。

あんまり欲張らないこと。

夢は叶うよりももっとすごいことを実現してくれてるよ。

夢を追いかけていると道を踏み外さないで済むんだよ。

世の中、いろんな誘惑が多いでしょ。

あの人は今、なんて転落した人を追跡する番組もあるけど。

わかる?

お守りだよね。

夢をそういうお守りとして捉えている人なんて、あんまりいないかもしれないけど、俺はそう思うよ。

夢は君を守るお守り。