2018.09.07

大地震の時、住宅内で避難する時の有効な考え方

基本的に、多くの住宅はラーメン構造と呼ばれる骨組みが、柱と梁でできています。

ラーメンとはドイツ語で「枠」という意味です。
柱と梁で荷重を支えています。

ラーメン構造は建物の倒壊を防ぐために、柱よりも梁が先に壊れるように構造設計しているので、避難時や寝る時は、できるだけ太い柱の近辺がベターです。

なお、壁式構造という壁が上階の荷重を支えている場合があります。

壁式“鉄筋コンクリート“構造は
「平成7年 阪神淡路大震災建築震災調査委員会中間報告」
によると震度7でもほとんど被害が見られなかったそうです。

ツーバイフォー工法と呼ばれる木造住宅も、
壁が上階の荷重をを支えています。
避難時は壁が多い場所や壁の交差する隅などの付近が望ましいでしょう。

一級建築施工管理技士 歌代隼人 (二級建築士受験中)