2020.12.29
2020年一級建築士試験にストレート合格の学科独学勉強法【6・7月編】
2020年12月25日に一級建築士試験に初受験でストレート合格しました。
インスタグラムを振り返りながら、勉強方法をまとめてみます。
今後の受験生の参考になれば幸いです。
6月は4度目の模擬試験を模擬試験会場で受けました。
一級建築士受験時の学歴や資格は、35歳で建築に関する学歴なし。
2017年に一級建築施工管理技士を取得。
2019年に二級建築士を取得。
2020年は建築士試験新制度(受験要件の緩和)の施行初年度で一級建築士試験を受験できました。
以下、6月の勉強の様子を振り返ります。
2020年6月3日
たぶん延期にならない気がする。構造計算問題も、なんとかなりそうだ。
やればできる。うん。
コンクリートリバー。2020年6月7日
間違えた問題を炙り出していく時期。2020年6月8日
最後のほう、寝ぼけて間違いの選択肢を押してしまった。
毎日5科目バランスよくやろう。2020年6月12日
平成29年度過去問トライ。
そりゃ何度もやってるから点数は上がるさ。
でも、勢いついてきた。
行ける気がする。
前回5月16日は合計93点だったが、なんと今回!
↓ 【平成29年度学科試験】計画 20/20
環境 20/20
法規 26/30
構造 29/30
施工 25/25合計 120/125
2020年6月30日
本番前、最後のS模試は計画 14/20
環境 14/20
法規 22/30
構造 19/30
施工 22/25合計 91/125
ギリギリ合格ゾーンでした。
ここから追い上げ、仕上げて間に合わせる。
必ず合格すると宣言して背水の陣で攻める。
6月はこんな感じです。最後の模擬試験を会場受験にした理由は、受験番号を書くことも含め
本番に近い環境のリハーサルをしたかったからです。やはり端末画面上で問題を解くことと
紙の問題集に触れることは違う気がします。一度だけでも模擬試験は会場受験をされることをオススメします。
何度も解いている過去問で点数が取れても、模擬試験の初めて触れる問題では大幅に点数ダウンします。
それにいちいち一喜一憂せず、この時期は解けない問題をやりましょう。
1点でも多く点を取ることを考えましょう。
引き続き、7月の勉強の様子を振り返ります。
2020年7月5日
今日、北海道神宮に合格祈願のお参りをしました。「Don’t pray to win」と書かれたTシャツを着て。
「勝つ為に祈るな」
他力本願の神頼みではなく、
残り1週間を本気で勉強すると誓った。本気でやったかどうかは自分だけに解る。
「勝つ為に誓った事をやる」
ただ、それだけのシンプルな答え。大事な事は大概、面倒くさい事だ。
その面倒くさい事が出来なければ、
重い責任を担う一級建築士になれるはずがないだろう。試験の合否以前に、あらゆる角度から試験に合格する可能性を検討・追求できるかの資質を問われている。
理解出来ていない問題をひとつずつ潰す。
【平成28年度過去問】
計画 20/20
環境 18/20
法規 29/30
構造 29/30
施工 25/25合計 121/125
2020年7月7日
できなかった問題、うろ覚えな事。
叩き潰す!!!2020年7月9日
一級建築士たぬきさんのZoom勉強会、非常に為になりました。苦手だったSRCの問題もコツが掴めました。
井澤式 建築士試験 比較暗記法 No.375(SRC造_累加強度式4)
これさえ熟読すれば、もうバッチリです!
井澤式比較暗記法は良いです。こうやっていろんな角度から問題を解けるようになること。
問題を立体的に理解することがなにより重要です。
いつもの勉強に飽きたら比較暗記法のページをスマホでをパッと眺めるだけでも気分転換になりつつ勉強になります。
2020年7月10日
試験当日の会場で直前に確認するノート。これで周りは動揺する!笑(変なノート使いました)
さて、今日明日は早めに寝ます。
豪雨被害やコロナの影響で、辛い思いをする受験生が減るように願ってます。
2020年7月11日
平成27年度過去問。123点。
構造2問落としたけど、あとは全部出来た。今日は、これから構造力学計算と法規を復習して早く寝る!
今日までの努力を信じる。
この時期苦手な設備を勉強するために、
建築士試験マニア/はまちゃんさんのYouTube動画を見て勉強していました。
環境・設備はなかなか明確なイメージを持つのが苦手な人も多いと思いますが、
このチャンネルはわかりやすく聞きやすい優しい声で解説してくれるのでオススメです。
さて翌日は学科試験本番です。試験当日に見返す資料は事前に決めておいたほうが良いです。
自分は苦手をまとめたノートから、かなり多くの問題が出てきました。
非常にラッキーでした。
2020年7月12日
某資格予備校による採点で90点でした。予想合格ラインは87点という事で、
学科試験の正式な合格発表は9月ですが、合格見込み!!!
やったぜ!
喜びもつかの間。
明日から製図試験の勉強が始まる!
製図はさすがに独学はやめて予備校通います。
やればできる!
そして、学科試験合格発表日です。
2020年9月8日
令和2年度一級建築士学科試験、合格しました!
やったぜ!
このまま10月の製図試験も合格します!I’ve passed 1st examination of 1st class architect license.
I gotcha!!!
I’ll pass 2nd examination at October 11.学科試験の使用教材は独学組の参考に、以下に残しておきます。
【使用テキスト(全て書店で購入】
・建築関係法令集 法令編 (総合資格学院編)・1級建築士 分野別厳選問題500+125 (日建学院教材研究会)
・建築法規スーパー解読術 新訂第4版 (原口 秀昭 著 / 彰国社 出版)
【使用アプリ(iPhone/iPad)】
・「一級建築士」受験対策(TK office)・一級建築士暗記カード+過去問 解説付き(Toshichika Yamashita)
【YouTubeチャンネル登録】
・建築士 たぬき (主に構造)・ミカオ建築館 (主に法規)
・建築士試験マニア/はまちゃん (主に環境・設備)
・ChilledCow (勉強用BGM)
【勉強の流れ】
昨年の12月31日から、ほぼ毎日、最低3時間は勉強しました。3月まではアプリで移動時間等や夜に自宅で法規以外の過去問13年分を暗記。
3月のオンライン模擬試験で66点。4月に法令集とスーパー解読術を買い、アンダーライン引き。オンライン模試は73点。
5月はコロナ禍の影響で半月ほど仕事がなく、法規と過去問5年分に集中して勉強。オンライン模試は88点。
6月は構造の計算問題含め特訓。実例建物をGoogle検索して写真と説明を理解。月末の会場模試で91点。
7月は過去問13年分をすべて1問1答で解き、間違えた問題はすべてノートに書いた。
そこから、さらに厳選して苦手な問題を試験当日に見返すノートにまとめた。
試験直前なので、特に苦手な分野をYoutube動画で理解。
建築士たぬきさんのZoom勉強会に参加。トータルで勉強した時間はおそらく700時間くらいだと思います。
本試験は90点でした。(本年の合格点は88点)独学でもやればできる!
今後、製図試験編も公開しますのでお楽しみに。
最後までお読み頂きありがとうございます。