2020.12.27

古いアンプのガリガリノイズ修理(接点復活剤について)

前回の投稿に引き続き、頂いた1970年代製のビクターのアンプの「ガリガリ」ノイズがひどかったので補修した記録です

まずスピーカーの端子やアンプの端子受けを、目の細かいスポンジヤスリで磨き、KURE5-56で洗浄。

建築現場でお馴染みのKURE5-56
100円ショップで購入したスポンジヤスリ
磨く前のスピーカー端子。輝きが鈍い気がする…
スポンジヤスリで磨いた後。鏡のようになりました
赤白端子も磨きました
アンプ側の端子受けも磨きました(PHONO入力のみ)

しかし、あまり良くならなかった。

気を取り直して、ホームセンターでKUREが発売している専用の接点復活材「コンタクトスプレー」を購入。
900円程度。

接点復活剤。KURE2-26でもOKだそうです
ボリュームつまみを回すとノイズがあるのでここが元凶か?
つまみカバーは引っ張れば取れました
付属のノズルで奥までラクラク届きます

再度、同じ部分やボリュームつまみに噴霧。
元々調子の悪い右のスピーカーは直ったのに、なぜか左のスピーカーが調子悪くなった。

どうなってんだ!?
ふと思いつきでSOURCEのつまみを回すと、右のスピーカーからノイズが!

これだ!!!

主にボリュームつまみが調子悪いと思い込んでいたが、ふと触った音源SOURCEつまみが原因だと気づき、重点噴霧!

このつまみを少し触っただけで、右と左のスピーカーの調子が変わる
つまみカバーを外すとサビとホコリが凄かった!
重点的に噴霧!

すっかりガリガリノイズは消えました。
すぐに良い音が出るようになりました。

接点復活剤、一度試す価値アリです。
ネット上にはKURE5-56にも接点復活剤の効果があるという情報も見受けられましたが、実感としては専用のコンタクトスプレーを使用した方が良いです。

補足ですが、アンプは完全に直ったわけではなく、後日調子が悪くなることもありました。その際は再度コンタクトスプレーを吹きかけるという対症療法的な補修だと思っておいた方が良いです。