2020.12.27

古いレコードプレーヤーのゴムベルト交換

お義母さんから頂いた1970年代ビクター社製のレコードプレーヤー。
モーターの回転を伝達するゴムベルトが劣化して千切れていた状態だったので、ターンテーブル部分が回らない状態でした。この記事ではゴムベルト交換について写真と文章で記録を残しておきます。

まず、金属製のターンテーブル上のゴムマットを持ち上げて退かします。それからターンテーブルを持ち上げて取り外します。けっこう固いけどハマっているだけなので、煽ってやれば取れました。モノによっては真ん中の12インチレコードの穴に刺す銀色のピンのまわりに外れ止めがついているものがあるようです。その場合はラジオペンチ等で取ると良いようです。

ターンテーブル上のゴムマットを退かします
ターンテーブル部分を外します
ターンテーブルを外した後、千切れたゴムが散乱してました(写真は清掃後)

糸でターンテーブル周囲のゴムベルト取り付き部の円周長を測ります。だいたい625mmでした。

酸化して劣化したゴムベルトの痕跡があります
ゴムベルト円周長を測ります

Amazonでゴムベルトを注文。cat fight ターンテーブル用ゴムベルト。
長さ620mm×太さ5mmの物。 円周長の近似値の物でOK。
1380円(税別)。
モーター軸部に引っ掛けるため50mm程度はゴムが伸びる必要があります。実際届いた商品は50mm程度伸び代がありました。

cat fight ターンテーブル用ゴムベルト
指差し箇所がモーター軸部。ゴムベルトをひっかけます
ターンテーブルにゴムベルトを装着。伸び代があるため、割と緩い
モーター軸部にゴムベルトをひっかけた状態です

ゴムベルトを交換して回転するようになりました。

ターンテーブルが回った時は手間をかけた分、感動します

針も折れていたので カートリッジも交換しました。 ビクター社は既にアナログレコード事業から撤退しているので交換針は作られていません。
針のカートリッジを交換したところ、ちゃんとレコードを再生できました。

レコードプレーヤー/ターンテーブルのゴムベルト交換でお悩みの方は、参考にしてみてください。実際やってみたら、とても簡単でした。